ナチュラルインテリア×高級感。ほっと落ち着く上質な空間作りのポイント

住宅だけでなく、店舗やカフェでも取り入れることの多いナチュラルインテリア。
木材やアースカラーを用いるため、日本人にとって馴染みやすいテイストといえます。しかし身近なテイストゆえに、生活感やチープさが溢れやすいといった点も無視できません。
そこで、ここではナチュラルインテリアに非日常の高級感を与え、大人の空間として馴染むポイントについてご紹介します。

──木材は天然物を選ぶ──

ナチュラルインテリアで「木目”調”」を取り入れるケースは少なくありません。本物の木ではなく、木目がプリントされた化粧板シートを貼ったり、いくつもの木材をつなぎ合わせた合板を使用したりしているアイテムは安価で手に入ります。
しかし木本来が持つ豊かな雰囲気は、プリントやつなぎ合わせの木で表現しきるのは難しいもの。見る人によっては、作り物の木にチープな印象を抱くことも少なくありません。
人を迎える場を彩る木製インテリアを選ぶなら、「木目”調”」ではなく天然の木材を使用した製品がおすすめです。

──木目の色は1色でまとめる──

木材と一言で言っても、木の色は種類や塗料によってさまざまです。そして色味によって、空間の雰囲気が変わります。
たとえば濃い目の木のインテリアは重厚感とカッコ良さを、明るめの木のインテリアは優しく女性的な雰囲気を演出するでしょう。
木の色が織りなす魅力はさまざまですが、1つの空間にいくつもの木製インテリアを取り入れるのであれば、色は統一したほうが無難です。ちぐはぐな木の色は重厚感と優しさ、どっちつかずな印象を与えてしまい、空間に落ち着きがなくなってしまいます。

──カラーものは「くすみ色」を選択──

ナチュラルインテリアでは木材と一緒にアースカラーを取り入れるのが一般的です。グリーンやベージュ、ブラウンなどが、木材と合わせやすいポピュラーな色と言えます。
注意したいのが、これらのアースカラーを明るい原色で取り入れない、という点です。絵の具やクレヨンのようにはっきりとした色は空間に明るさを与えてくれますが、同時に「子供っぽさ」「若さ」も印象付けてしまいます。
ナチュラルインテリアで大人の高級感を演出するのであれば、カラートーンは落ち着いたものが良いでしょう。グレーがわずかに混ざったくすみ系カラーや、色の明るさを落としたダーク系のアースカラーで木材と合わせてみてください。

──ナチュラルモダンを意識する──

ナチュラルインテリアでホテルライクの高級感、男性やビジネスパーソンが好むカッコ良い雰囲気を目指すのであれば、あらかじめ「ナチュラルモダン」を意識することをおすすめします。
ナチュラルモダンとは、ナチュラルテイストとモダンテイストを掛け合わせたインテリアジャンルです。木材や自然素材に、直線的なデザインやブラック寄りな濃い目のカラーを掛け合わせることで、完成します。
通常のナチュラルインテリアよりも重厚感があり、渋いイメージに仕上がるのが、ナチュラルモダンの特徴です。柔らかなナチュラルインテリアで思ったような高級感を演出できない場合は、ナチュラルモダンに切り変えてみてはいかがでしょうか。

──ボタニカルな要素を加える──

グリーンを多めにしてボタニカルな雰囲気をたっぷり出すことで、家庭では実現しにくい「店舗向け」なナチュラルインテリアが完成します。
もちろんグリーンを闇雲に飾れば良いわけではなく、配置やバランスにも意識を向けなくてはなりません。生花であれば、日当たりや管理の手間も配慮が必要です。
なるべく人手を割かず、グリーンをたくさん取り入れたい場合はアーティフィシャルフラワーも検討してみてはいかがでしょうか。その際は、人目につきやすい部分は生花を、高い位置や日当たりが悪い場所はアーティフィシャルフラワーにするなど本物とフェイクを使い分けるのがおすすめです。アーティフィシャルフラワーを本物に混ぜることで、よりリアルに見せる効果が期待できます。

ナチュラルインテリアは、人を落ち着かせてくれる空間作りに長けています。しかし取り入れる素材を間違えると、チープなイメージが強くなりやすいテイストなため注意をしましょう。
マチュリテではナチュラルインテリアに高級感を与えるオブジェやアイテムを、たくさん取り揃えております。ほっと安らぐ大人の空間を作る際には、ぜひ、ご活用ください。