インテリアにおけるオブジェは、ただの「置き物」ではありません。
空間を華やかに彩り、その場が持つイメージを色濃く引き立てる働きがあります。
ここではオブジェの選び方や、魅せ方についてご紹介します。

オブジェはインテリアのアクセントになる

とくに実用性があるわけではなく、棚や窓辺、テーブルなどに飾るだけのオブジェ。その役割は、「インテリアのアクセントとなり空間のイメージの調和を図る」と言えるでしょう。
つまり置いてあるだけでその場を彩るのが、オブジェの効果です。
とはいえどのようなオブジェであっても、置けば理想通りの装いが実現するとは限りません。オブジェの魅力を引き出しつつ役割を充分に発揮させるには、オブジェの素材に注目をしてみましょう。

──木製のオブジェでモダン×エスニック──


木製のオブジェは、木製アイテムならではの温かみや穏やかさを感じさせるものばかり、とは限りません。
モダンなデザインの木製オブジェなら、幻想的なエスニックのテイストを演出するこもできます。

もちろん、オブジェのデザインによっては木の温もりを存分に発揮することも可能です。素材とデザインのバランスを見て、どちらを引き立たせるのか着目してみてください。

──シルバーのオブジェでモダン×クール──


シルバーのモダンなオブジェは、都会的でクールな印象を空間に与えます。加えて見る人に清潔感を連想させる効果もあるため、玄関といった人の出入りが多い場所に置き、人目に触れるようにするのがおすすめです。
加えてシルバーのオブジェは、たとえかわいらしいデザインであっても、洗練された雰囲気を感じさせるのが特徴と言えます。かわいすぎるかも、と設置を躊躇してしまうオブジェもシルバーを選べば、甘さのほどよい引き算ができるでしょう。

──自然素材のオブジェでモダン×温かみ──


自然素材のオブジェは、時に木製のオブジェよりも温かみを印象付けます。
少しずつずれがあったり、ひとつひとつの表情が違ったり。自然ならではの生命力や個性が、温かなイメージを生み出しているのでしょう。
生活感を一切感じさせないようなモダンな場所に、あえて自然素材のオブジェをプラスすることで、空間に親しみやすさを演出します。

──ブラックのオブジェでモダン×重厚感──


ブラックのオブジェは、どっしりとした重厚感を印象付けます。男性的なイメージが強いため、インダストリアルな空間やクラシカルな場所に合わせやすいです。
すっきりとしたカジュアルモダンの空間にブラックのオブジェを加えるのも、おすすめの組み合わせです。適度に空気感のトーンダウンができ、モダンテイストの落ち着いた雰囲気が引き立ちます。

──ゴールドのオブジェでモダン×高級感──


ゴールドのオブジェは、気品を演出するのにぴったりです。さりげなくそこにあるだけで、上品で華やかな印象が空間に生まれます。
あまりにゴールドの主張が強すぎると下品なイメージになりかねないため、あくまでさりげなくがポイントです。
他のカラーのオブジェと組み合わせてみたり、ワンポイントでゴールドが入ったオブジェを選択してみたりして、ゴールドがもっとも美しく見えるバランスを取りましょう。

──ガラス製のオブジェでモダン×爽やか──


ガラス製品のオブジェは海や空といった開放的なイメージを見る人に印象付けるでしょう。そのため、やや暗めだったり閉塞感があったりする場所に取り入れるのがおすすめです。
もちろん、明るくて伸びやかな空間に合わせるのも、良いコーディネートと言えます。その場が本来持っている開放感に透明のオブジェが加わることで、より、伸びやかなイメージが生まれます。

オブジェにはその場が持つ空気感を、さらに色濃くする効果があります。洗練された空間がさらにスタイリッシュに変化したり、柔らかさに隠れているモダンな印象を研ぎ澄ましたりと、部屋のイメージを決定付ける存在と言えるでしょう。
理想の空間作りにはどのようなテイストのオブジェが必要なのか、まずは具体的なイメージを練ってから選ぶことをおすすめします。
マチュリテではさまざまなオブジェの取り扱いもあるため、製品選びに迷ったら、ぜひ1度ショールームまでお越しください。そして、実際にオブジェを手に取り、納得のいく品を見つけていただけたら幸いです。