オールドハワイアンインテリアは、重厚感とリゾートらしいリラックス感が融合したインテリアスタイルです。ハワイの文化と欧米のクラシカルなデザインがミックスされたこのスタイルは、家庭や店舗、ホテルなど幅広い空間で取り入れられています。

この記事では、オールドハワイアンインテリアの特徴や魅力などについて、詳しく紹介します。優雅さと穏やかさを兼ね備えた空間づくりに、ぜひ役立ててください。

 

オールドハワイアンインテリアとは?

オールドハワイアンインテリアとは、18〜19世紀頃のハワイ王朝時代に栄えた建築や内装を、イメージしたスタイルです。この時期は、ハワイ文化と欧米文化が融合した時代でもあり、ハワイらしいリラックスした雰囲気と優雅さを持つデザインが発展しました。

オールドハワイアンの代表的な建築物としては、高級リゾートホテルの「ハレクラニ」や「モアナサーフライダー・ロイヤルハワイアン」が挙げられます。これらの建物は、クラシックでありながらリゾートらしいリラックス感も備えたデザインが特徴です。

 

オールドハワイアンインテリアの魅力

オールドハワイアンインテリアの魅力は、重厚感と自然の温もりを両立している点にあります。

ラグジュアリーな雰囲気を持ちながらどこかリラックスできる、「肩の力の抜けた高級感」は、オールドハワイアンならではの特徴です。リッチでありながら親しみやすさを感じられるため、一般家庭はもちろん、店舗やおもてなしの場など、空間の用途を選ばず取り入れることができます。

 

オールドハワイアンインテリアをつくるアイテム

オールドハワイアンインテリアをつくる際は、次のアイテムの取り入れ方がポイントとなります。

 
──濃いブラウン系木材のアイテム──

オールドハワイアンインテリアをつくるためには、濃いブラウン系の木材や自然素材を取り入れると良いでしょう。

たとえば、コアウッドやマホガニーなどの木材で作られた床や柱、ブラインドは、空間全体にオールドハワイアンならではの重厚感を与えます。これらの無垢材は経年変化で味わいが増すし、時間が経過するほど、オールドハワイアンらしい奥深い雰囲気が増すでしょう。

 
──クラシカルなデザイン──

さらに、これらの木材家具には、クラシカルなデザインを取り入れることが大切です。ゆるやかなカーブや凝った装飾など、中世ヨーロッパを連想させるラグジュアリーなデザインの家具は、オールドハワイアンインテリアに欠かせない高級感を演出します。

 
──リゾート風の植物──

アンスリウムやモンステラなど、リゾート感のある植物を加えることで、ハワイらしいナチュラルな雰囲気も生まれます。

これらの植物は、ハワイアンインテリアの濃いブラウン系アイテムと相性が良く、一緒に飾ることで、お互いの鮮やかな色合いが引き立ちます。ただし葉が大きかったり色味が濃かったりと、存在感の強い植物のため、取り入れる際はサイズ感や飾る場所に注意しましょう。

 
──伝統的なハワイアンアイテム──

鮮やかなハワイアンキルトや植物モチーフを取り入れたカーテンやクッションは、オールドハワイアンテイストの空間でアクセントになります。軽やかなイメージをプラスできるので、視界に入りやすい場所に置くことをおすすめします。

また、ハワイ神話の神々をモチーフにした木彫りの「ティキ」も、オールドハワイアンインテリアにぴったりのアイテムです。どこか可愛らしさも感じられるティキがあることで、重厚感のある空間に、親しみやすさが生まれます。

 

オールドハワイアンとよく似たテイストのインテリア

オールドハワイアンインテリアと似たテイストのインテリアは、以下が挙げられます。

 ● ヴィンテージ風
 ● カリフォルニア風
 ● リゾート風

ヴィンテージ風インテリアは、年代を感じさせるテイストです。重厚感や力強さが魅力である点がオールドハワイアンと似ています。

一方で、カリフォルニア風インテリアはオールドハワイアンよりも軽やかさを感じられるインテリアテイストです。オールドハワイアンと比べると、明るく華やかな印象が際立ちます。

リゾート風はオールドハワイアンと共通する部分が多いですが、オールドハワイアンのような重厚感はなく、より肩の力の抜けた印象です。クラシカルなテイストを加えて落ち着いた印象が増すと、オールドハワイアンの雰囲気により近くなります。

 

まとめ|オールドハワイアンで重厚感とリラックス感を両立

オールドハワイアンインテリアは、ハワイ王朝時代の伝統的な要素と自然の温もりを取り入れたスタイルです。

濃いブラウン系の木材や自然素材を活用し、ハワイアンキルトや植物モチーフのファブリック、ティキなどの装飾を加えることで、重厚感とリラックス感が共存する空間を作り上げることができます。

くつろぎの場からホテルや店舗などの商業空間まで幅広く活用できるテイストのため、ぜひ、インテリアづくりの際に取り入れてみてください。