インテリアに自然素材を取り入れることで、空間に温かみや落ち着きが生まれます。また、洗練された印象を与えるのも、自然素材ならではの魅力です。

無垢材や石材、リネンや観葉植物など、空間のテイストに合わせて取り入れる自然素材を選択し、優しさと高級感のある空間づくりを実現しましょう。

本記事では、自然素材の魅力や取り入れやすい素材、そして実際にどのようにインテリアに活用できるのかをご紹介します。自然の温もりをプラスして、心地よい空間を作るヒントを探してみてください。

 

自然素材の魅力

自然素材には、人工素材では得られない独特の温かみや風合いがあります。どのようなインテリアテイストとも合わせやすいことから、空間の心地よさを維持しながら、インテリアの選択肢を増やせる点が、自然素材の大きな魅力です。

また、経年変化によって味わいが増すのも、自然素材ならではの大きな特徴と言えます。使い続けることで表情が少しずつ変化していくため、長く使い続けても、常に新鮮な印象を保ち続けることが可能です。

 

インテリアに取り入れやすい自然素材

自然素材と一言でいってもさまざまな種類があります。インテリアとして取り入れやすい自然素材を見ていきましょう。

 
──無垢材──

無垢材は、木そのものの温かみを感じられます。床材や家具に使われることが多く、穏やかな雰囲気を部屋にプラスする、自然素材です。

どのようなテイストのインテリアにも取り入れやすく、もっとも汎用性の高い自然素材と言えるでしょう。

 
──石材──

石材は、高級感と耐久性を兼ね備えた素材です。ゴツゴツした石らしい表情を持ったタイプや、大理石などの高級感を与えるタイプなど、石材は種類が豊富です。

モダンインテリアやホテル風インテリアなどと相性が良く、空間に洗練された雰囲気をプラスします。

 
──リネン・コットンなどのファブリック──

リネンやコットンは、柔らかさと通気性に優れた自然素材のファブリックです。ソファーカバーやカーテン、クッションなどに使うことで、部屋全体が軽やかな印象になります。

ナチュラルなカラーも多く、優しい雰囲気のインテリアスタイルにマッチします。

 
──コルク──

コルクは、柔らかく弾力性のある素材です。床に使われることが多く、遮音性や断熱性が高いことから、子ども・ペットのいる家庭で多く用いられます。

また、インテリア小物に用いられることも多く、独特の質感が空間のアクセントとなります。

 
──レザー──

レザーには、空間に力強さや重厚感を与える魅力があります。ソファーや椅子の張り地として使われることが多く、使用するほどに風合いが増す点がレザーの魅力です。

適度な高級感があり、大人っぽい雰囲気を演出するのに適しています。

 
──観葉植物──

観葉植物は、自然素材の中でも特に取り入れやすいアイテムです。室内にグリーンを取り入れるだけで、空間に明るさや豊かな印象が生まれます。

手軽に配置できる鉢植えから、吊るして楽しむプランターまで、種類も豊富です。

 

空間に自然素材を取り入れる方法

自然素材を空間に取り入れる際は、次のように取り入れてみましょう。

 
──大きな家具や床・扉などに取り入れる──

チェストやテーブルなどの大きな家具や床・扉などは、空間の印象を左右する要素です。これらに自然素材を取り入れることで、空間に穏やかな雰囲気が増します。

たとえば、無垢材を使用したテーブルや扉などは、木目の美しさや手触りの良さが際立ち、部屋全体を温かみのある空間に仕上げます。また、床には柔らかなコルクを使えば、ゴロリと寝転がっても心地よい、リラックスムードのある空間に仕上がります。

 
──ソファーやカーテン、タペストリーに取り入れる──

リネンやコットンのファブリックを使ったソファーカバーやカーテンは、部屋を柔らかな雰囲気にしてくれます。また、これらの自然素材のファブリックは、タペストリーに活用するのもおすすめです。季節や気分に合わせて、色や柄などを使い分け、インテリアを彩りましょう。

 
──オブジェとして観葉植物を取り入れる──

観葉植物は、小さな鉢植えから大きな観葉植物まで、さまざまな選択肢があります。リビングや玄関など、置き場所に合わせてデザインやサイズを選ぶことで、空間に穏やかな雰囲気を演出できます。

水やりの世話の少ない種類の観葉植物を選べば、初心者でも取り入れやすいのではないでしょうか。また、世話の手間を省きたい場合は、アーティフィシャル(人工)グリーンを選び、自然の雰囲気を取り入れるのもひとつの手です。

 
──異素材同士を組み合わせる──

無垢材の家具に石材やレザーを組み合わせるなど、異素材を組み合わせるのも良いアイデアです。たとえば、木製のダイニングテーブルにレザー製のチェアを合わせることで、温かみと洗練さを両立させることができます。

異素材同士を組み合わせる場合は、それぞれのデザインのテイストが共通していることが重要です。また、空間のイメージに合う素材同士を合わせることで、より調和のとれた印象を作り出せます。

 

まとめ|自然素材を取り入れたインテリアで心地よい空間づくりを

自然素材は、部屋に温かみと落ち着きをもたらすだけでなく、環境への配慮もできる選択肢です。無垢材や石材、リネンや観葉植物など、空間のイメージに合わせて適切な自然素材を取り入れることで、穏やかで心地よい印象が生まれます。

ぜひ、インテリアに自然素材を取り入れて、リラックスと洗練された雰囲気が同居する空間づくりを、実現してみてください。