壁に飾ったり天井から吊したりと、ドライフラワーの楽しみ方はさまざまです。

その中でも、花瓶を使ってドライフラワーを飾る方法を、この記事ではご提案します。

ドライフラワーを花瓶に飾ることで、移動が手軽にできたり花瓶と花のコーディネートを楽しめたりと、メリットが豊富にあります。

花瓶の選び方や、花瓶に活けたドライフラワーがよりおしゃれに見える飾り方などについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

ドライフラワーを花瓶で飾るメリットとは?

ドライフラワーを花瓶で飾ることで、他の飾り方にはないメリットが得られます。その内容を、見ていきましょう。

 
──置き場所の変更がしやすい──

ドライフラワーを壁や天井に吊るすと、場所の移動の際が手間です。花瓶に入れたドライフラワーであれば、置き場所を簡単に変えられます。

さっと移動ができるため、気分でドライフラワーの置き場所を変えたくなったりした祭や、日当たりによって置き場所を移動したりする際も、手間が生じません。

 
──ドライフラワーのイメージの変化を楽しめる──

ドライフラワーは花の水分が抜けている状態のため、それ以上枯れることがありません。花の美しさを長く楽しめますが、姿形に変化がないことに飽きてしまう可能性も考えられます。

花瓶にドライフラワーを入れて楽しめば、花瓶のデザインでドライフラワーのイメージを変えられます。春は明るい色の花瓶に、冬はシックなデザインの花瓶を選ぶといったふうに、花瓶のデザインによってドライフラワーに季節感を与えることも可能です。

 
──シンプルなドライフラワーも華やかに見える──

花瓶は花のイメージを左右します。ゴージャスな花瓶なら、シンプルなドライフラワーに華やかさが増すでしょう。

花のボリュームがなくても存在感を出しやすい点は、花瓶を使用して花を飾ることの大きなメリットです。

 

ドライフラワーに合う花瓶の選び方

ドライフラワーは素朴で優しい雰囲気が魅力です。そのイメージを最大限に引き出すために、どのような花瓶を選べば良いのか、迷ってしまうかもしれません。

ここからは、ドライフラワーの花瓶選びのコツについて、ご紹介します。

 
──素材──

花瓶の主な素材は、ガラスや陶器、ブリキやプラスチックなどです。

その中でも、ガラスと陶器のタイプは花の種類や飾り場所を選ばず、おしゃれなデザインが豊富なため、おすすめです。インテリアやフラワーアレンジメントの初心者の方でも、ガラスや陶器の花瓶なら、ドライフラワーをおしゃれに飾れるでしょう。

 
──形状──

花瓶にはさまざまな形状があります。ドライフラワー用の花瓶を選ぶ際に迷ったら、シンプルな坪型・筒型を選ぶと失敗が少ないでしょう。

また、くびれがある坪型の花瓶は花束のボリュームを演出する効果があります。シンプルなドライフラワーの花束も、豊かに見せてくれるでしょう。

そのほかにも、ボリュームのあるドライフラワーに適したラッパ型や、花を1本だけ飾る一輪指しなどもあります。ドライフラワーのテイストや花の量などに合わせて、形を選んでみましょう。

 
──サイズ──

ドライフラワーにぴったりの花瓶のサイズは、ドライフラワーの大きさによって異なります。

口径が大きいサイズは、ボリュームのあるドライフラワーを飾るのにぴったりです。中も洗いやすいため、メンテナンスも簡単にできます。一方で、コンパクトなデザインのドライフラワーであれば、口径は小さめのほうが花が引き立って見えます。省スペースで飾れ、移動もしやすい点が魅力です。

花瓶の高さは、花瓶から出ているドライフラワーの上部分(茎から花までの部分)と、花瓶の高さが1:1になるサイズを選ぶのがおすすめです。花瓶とドライフラワーの背の高さのバランスが整っていると、きれいに見えるだけでなく、安定性も増します。

 

花瓶のドライフラワーをおしゃれに見せるコツとは?

花瓶に生けたドライフラワーをよりおしゃれに見せるには、次のコツを押さえることが大切です。それぞれの内容をご紹介します。

 
──同色系でまとめる──

カラフルな花束はとても華やかで魅力的です。しかし色のバランスを整えるのが難しく、テクニックがないとまとまりのないイメージになってしまうことも。

フラワーアレンジメントに自信がない方は、花は同色系でまとめると失敗を減らせます。たとえば、ピンクをメインとする花束を作りたい場合は、ピンク・紫・赤といったふうに、メインの色の花と近い色の花で組み合わせるのがおすすめです。

 
──3色にまとめる──

同色系の花束ではなく、違う色の花を組み合わせたい場合、花の色は3色までに抑えると美しくまとまります。

また、3色それぞれの配色バランスも大切です。メインの色の花を6、サブカラーの色を3、アクセントカラーの花を1ほどで組み合わせると、花それぞれの色が引き立ち、より美しい花束となるでしょう。

 
──一輪でシンプルに飾る──

ドライフラワーの素朴な魅力を引き立てるために、一輪で飾るのも良いアイデアです。

一輪でシンプルにドライフラワーを飾る際は、花瓶のデザインに注意しましょう。派手でボリュームのある花瓶を選んでしまうと、花の印象が薄れてしまいます。

なるべく華奢でシックなデザインの花瓶を選ぶことで、一輪挿しのドライフラワーの素朴な魅力が、より引き立つでしょう。

 

花瓶のドライフラワーを飾るのに適した場所

ドライフラワーを飾るのに適した場所は、次の3つの場所です。
 ● 風通しが良い場所
 ● 直射日光が当たらない場所
 ● お手入れがしやすい場所

ドライフラワーは湿気や強い日差しを好みません。なるべく風通しが良く、直射日光が当たらない場所を選ぶと良いでしょう。

湿気と日差しが少ない場所に置くことで、水分や紫外線による、変色・形状の変化などを防止できます。

また、ドライフラワーを同じ場所に置き続けていると、花や花瓶に埃が溜まることがあります。お手入れのしやすい場所を選ぶことで、さっと埃を取り除いたり花瓶を拭いたりするメンテナンスが、ラクにできるでしょう。

 

ドライフラワーを花瓶に生けて飾ろう

ドライフラワーを花瓶に生けることで、吊したり置いたりするのとは違う、花の魅力を楽しめます。

ドライフラワーを楽しむ際は、花瓶に生けることも検討してみてください。

マチュリテにはドライフラワーを飾るのにぴったりの花瓶を、数多くご用意しています。フラワーアレンジメントに知見のあるスタッフも在籍しているため、ぜひ、お気軽にご相談ください。

スタッフ一同、ご来店を心よりお待ちしております。