お風呂にグリーンを置くことで、バスルームの雰囲気に華やかさが増します。しかしお風呂は湿度や温度が高く、風通しの悪い環境です。

グリーンを置くのであれば、お風呂の環境に合ったタイプを選び、置き場所や育て方に、p工夫を加えましょう。

今回は、お風呂でグリーンを楽しむためのポイントについて、ご紹介します。

 

お風呂に飾るグリーン選びのポイント

お風呂は狭く湿気が多い空間です。グリーンを飾る場合は、お風呂の環境に合ったタイプを選ぶようにしましょう。

 
──湿度を好むグリーンがおすすめ──

湿度が高く温かなお風呂には、多湿な環境を好むグリーンを飾るのがおすすめです。南国生まれのグリーンであれば、お風呂の環境に適応しやすいといえます。

一方で、湿気を好まないグリーンはお風呂には置かない方が良いでしょう。すぐに枯れてしまったり、カビが生えたりする可能性があります。

 
──お風呂の広さに合ったサイズ感──

狭いお風呂に置かれた大きなグリーンは開放感を演出しますが、お湯がかかったりお風呂の器具が使いにくかったりする原因になります。

逆に、広いお風呂に小さなグリーンは、グリーンの存在感が薄くなるかもしれません。

グリーンを選ぶ際は、お風呂に合ったサイズ感のグリーンを選択しましょう。

 
──飾る場所の有無──

お風呂はシャンプーやボディソープ、タオルなど、空間の広さに対して物が多い場所です。

物の出し入れに困らない場所に、グリーンを飾るようにしましょう。

窓周りは風や光が入りやすく、グリーンを置くスペースを確保しやすい空間です。置く場所がなければ、天井や壁に吊すアイデアも活用してみましょう。

 

お風呂におすすめのグリーン

お風呂におすすめのグリーンは、湿気に強くカビや土汚れが発生しにくいタイプがおすすめです。ここからは、お風呂におすすめのグリーンのタイプを見ていきましょう。

 
──多湿を好むグリーン──

お風呂は常に湿度が高い環境です。なるべく多湿を好むグリーンを選ぶことで、緑を長く楽しめます。

ポトスやモンステラ、パキラなどは湿気に強いグリーンです。市販でも手に入りやすい植物のため、ぜひ選択肢に含めてみてください。

 
──水耕栽培──

お風呂を土で汚したくない方は、水耕栽培の植物を検討してみましょう。ハイドロカルチャーの植物をお風呂に飾れば、シャワーや湿気で土が流れてしまう心配はありません。

 
──水苔──

水苔も、お風呂に飾るグリーンとしてぴったりです。湿度の高い環境が、水苔の生育を促します。お湯は苦手なため、シャワーのお湯がなるべくかからない場所に置くようにしてください。

 
──アーティフィシャルフラワー──

アーティフィシャルフラワーであれば、温度や湿度で枯れてしまう心配はありません。土汚れの心配もないため、手軽にお風呂でグリーンを楽しめます。

ただしカビが発生する可能性があるため、定期的にお風呂の換気をしましょう。

 

お風呂にグリーンを飾る際の注意点

お風呂にグリーンを飾る際は、次の注意点に留意しましょう。

 
──冬のお風呂場にグリーンを飾るのは避ける──

使用していない時間帯の冬のお風呂場はとても寒く、グリーンにとって過酷な環境です。飾ってもすぐに枯れてしまう可能性があります。

冬の間は本物のグリーンは避けて、アーティフィシャルフラワーでお風呂で緑を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 
──シャワーがかからない位置に飾る──

グリーンの生育には水が欠かせません。しかし同じ水分でも、シャワーの熱いお湯は、グリーンにとって刺激が強すぎます。

また、シャワーの強い水流は、グリーンの葉を落としたり幹を傷つけたりする原因になります。

グリーンを置く位置は、なるべくシャワーがかからない位置を選択しましょう。

 
──1週間に1回は風通しの良い場所に移動させる──

どれだけ湿気を好むグリーンであっても、風通しがない環境では枯れてしまいます。
お風呂に飾るグリーンは、1週間に1度ほどお風呂から移動させ、風通しが良い場所に置いてください。

ベランダや庭など、外に出してあげることで、お風呂には入りにくい日の光にも触れられます。

 
──金属製の鉢は避ける──

金属製の鉢はおしゃれで華やかですが、お風呂には不向きです。お風呂の湿気によって錆びてしまう可能性があります。

錆びはお風呂の壁や床、棚などに跡を残すため、金属製の鉢の使用は避けたほうが良いでしょう。

お風呂に飾る植物の鉢は、素焼きや陶器がおすすめです。素焼きや陶器は素材感が強いことから、グリーンと組み合わせると、お風呂場に優しい雰囲気が加わります。

 
──お風呂のインテリアにグリーンをプラスして快適なバスタイムを──

お風呂にグリーンを置く場合は、お風呂の環境に合ったグリーンを選ぶことが大切です。また、置き場所やサイズ感を考慮し、グリーンの健康を保てるようにしましょう。

お風呂にぴったりのグリーンが見つからない場合は、アーティフィシャルフラワーを導入するのも良い方法です。アーティフィシャルフラワーであれば環境に左右されることなく、グリーンを楽しめます。

ぜひ、お風呂場にアーティフィシャルグリーンを加えることも、検討してみてください。