インダストリアルテイストとは、海外の工場を連想させる、無骨さとヴィンテージ感が魅力のインテリアです。

しかしインダストリアルインテリアは構築の仕方を間違えるとチープな印象が際立ってしまいます。

インダストリアルインテリアをおしゃれにつくるポイントとは、どこにあるのでしょうか。

この記事ではインダストリアルインテリアがダサくなる理由についてご紹介します。インダストリアルインテリアをおしゃれに築く方法も触れているため、インダストリアルの空間づくりをする方はぜひ参考にしてください。

 

インダストリアルはダサい？

インダストリアルインテリアについて調べると、「ダサい」という単語が表示されます。

インダストリアルインテリアは、ヴィンテージの雰囲気が溢れる、魅力的なインテリアテイストです。

インダストリアルインテリアのやや無骨な内装やヴィンテージ感溢れる家具、明るすぎない色合いなどは、ほどよく力が抜けたかっこよさを、空間に演出します。

本来であれば、「ダサい」とは真逆の存在といえるインダストリアルインテリアに、なぜ悪評がつきまとうのでしょうか。

 

インダストリアルのインテリアがダサいと言われてしまう理由

インダストリアルインテリアを「ダサい」と感じるのには、次の理由があります。

　●チープな材料でつくるケースが多いから
　●物が多く乱雑な印象を与えるから
　●無骨すぎるから
　●海外ドラマの影響

それぞれの内容について確認し、インダストリアルの理由を把握しましょう。

 
──チープな材料でつくるケースが多いから──

インダストリアルインテリアは、一般住宅でも人気のテイストです。
原状回復が可能な範囲で、賃貸をインダストリアル風にDIYするケースも少なくありません。

しかし賃貸インテリアのインダストリアルテイスト化は、やがて住まいを手放すことから、高価なアイテムを使わず構築することが多くあります。

そのため、インダストリアル＝チープな印象を抱いてしまうのかもしれません。

 
──物が多く乱雑な印象を与えるから──

「インダストリアル＝退廃的」というイメージから、インダストリアルインテリアを構築する際、物が溢れてしまうことがあります。

その結果、空間に雑多な印象が生まれます。

散らかったインダストリアルテイストを目にする機会が多いことも、インダストリアルをダサいと感じてしまう理由の1つとして、考えられます。

 
──無骨すぎるから──

インダストリアルインテリアは、打ちっぱなしのコンクリートや年代を感じる家具などを用いてつくられます。

これらの無骨さが、インダストリアルの魅力です。しかし人によっては「寂れたイメージ」「ボロボロ」などの印象を抱くこともあるでしょう。

 
──海外ドラマの影響──

インダストリアルテイストは、「ブルックリンテイスト」と混同されることが多くあります。ブルックリンテイストもインダストリアルと同じく、無骨さが魅力のインテリアジャンルです。

しかしブルックリンテイストのモチーフとなったアメリカの都市ブルックリンは、かつて治安の悪さで知られていた時期があります。また古くから残る建物が多いことから、日本でいう下町のイメージに近い都市です。

そのため海外の古い有名ドラマには、ブルックリンを揶揄するシーンが散見されます。

海外ドラマの影響から「インダストリアル＝ブルックリン＝ダサい」というイメージが、ついている可能性が考えられます。

 

そもそも本当のインダストリアルインテリアとは？

そもそも本来のインダストリアルインテリアとは、ダサさとはかけ離れたインテリアテイストです。

インダストリアルインテリアでは、素材感を重視します。無塗装のアイテムやサビなど、素材の魅力がダイレクトに感じるインテリアが、インダストリアルテイストの主役です。

素材そのものの風合いやテクスチャーに魅力がなければ、インダストリアルの構築は難しいといえます。

また、無駄がなく機能的な空間の構成をおこなう点も、インダストリアルの特徴です。見た目に優れながら、開放的で落ち着いた暮らしをインダストインテリアは実現できます。

 

おしゃれなインダストリアルインテリアを実現するコツ

「ダサい」と感じるインダストリアルインテリアのイメージを払拭し、おしゃれなインダストリアルを実現するには、空間づくりに次の点を取り入れてみてください。

　●シンプルを意識する
　●ヴィンテージを取り入れる
　●白系アイテムを加える

 
──シンプルを意識する──

インダストリアルインテリアは、アメリカの工場をイメージしたテイストです。無駄な装飾は加えず、必要な要素のみを残すことで、インダストリアルらしい無骨な空間ができます。

また、飾り気がなくシンプルなインテリアは、素材やアイテムの魅力をより際立たせます。
インダストリアルインテリアが持つ渋さを、単体で楽しんでみてください。

 
──ヴィンテージを取り入れる──

インダストリアルインテリアでは、年代を感じるアイテムを多く用います。経年変化が進んだ家具や、寂れた小物などを使用して、インダストリアルの無骨なイメージを築きましょう。

また、ヴィンテージアイテムはフェイク品ではなく本物を取り入れることをおすすめします。

つくられてから年数が経過したアイテムは、作り物にはない風合いを感じられます。インダストリアルインテリアの重厚感を演出するのに、ヴィンテージインテリアの力強さが役立つでしょう。

 
──白系アイテムを加える──

インダストリアルテイストは、無骨で力強いイメージを持つインテリアです。インダストリアルテイストに優しい雰囲気を加える際は、白系アイテムを用いることをおすすめします。

カーテンやクッションカバーなど、ファブリックアイテムは白系を取り入れやすい存在です。インダストリアルのダークな色合いの中に明るい色がプラスされることで、ヴィンテージの空間に穏やかさが生まれます。

 

ダサくないインダストリアルインテリアを実現しよう

インダストリアルインテリアを「ダサい」と感じてしまうのは、チープな材料を用いたり物が多かったりするためです。

おしゃれなインダストリアルをつくるポイントを押さえることで、ヴィンテージの雰囲気に溢れた、落ち着いた空間づくりができます。

紹介した内容を踏まえて、重厚感あるインダストリアルインテリアを実現してください。

マチュリテにはインダストリアルインテリアで活用できるアイテムを、多く取り揃えています。インダストリアルの魅力的な空間づくりを目指す方は、ぜひ店舗に足を運んでみてください。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。