狭くて小さなカフェに、足を何度も運ぶ人もいます。提供されるメニューの品質が高いだけでなく、店舗に居心地の良さを感じているのが、理由と考えられます。

では、狭くても落ち着けるカフェとは、どんなカフェなのでしょうか。

この記事では、小さなカフェにおすすめの内装やレイアウトについて、ご紹介します。

小さなカフェ:コンパクトな店舗の魅力

小さなカフェは、狭くてくつろげないと思うかもしれません。しかし狭い空間というものは、不思議な安心感を与えます。

たとえば、電車の席は端に座りたいと思ったり、小さな頃は押入れが好きだったりした経験はないでしょうか。

狭い空間はプライベートなイメージを植え付けます。秘密基地のような落ち着く雰囲気のカフェならば、何度も足を運びたいと思うのではないでしょうか。

小さなカフェの内装・インテリアのポイント

内装に工夫を加えることで、居心地の良さが増します。小さなカフェで客足が伸びる内装のポイントについて、見てみましょう。

 
──小物類は厳選した物を少しだけ──

小物類やオブジェの数は、多くないほうが良いでしょう。狭いカフェに物が溢れていると、プライベート感よりもごちゃごちゃとした雰囲気が強くなってしまいます。

小物やアイテムの数で店舗イメージを作るよりも、家具や壁、ライトなどのインテリア類で雰囲気づくりをするのがおすすめです。

 
──余白を大切に──

家具の配置にも注意しましょう。席同士が近いと、窮屈な印象になります。
回転数を増やすために席をたくさん設けたくなりますが、居心地が悪くなって客足が遠のいては本末転倒です。

また、壁面もアートや棚などを飾りすぎないようにしましょう。

狭い空間こそ、余白が大切です。家具・インテリア同士の距離を離すことで、すっきりとした落ち着いた空間に近づけます。

 
──空間に奥行きを感じられるように──

狭いカフェでは、居心地の良さだけでなく広さを演出することも大切です。空間に奥行きが出る様な工夫をしましょう。

狭い空間に奥行きを出すには、色使いがポイントです。たとえば、壁の色は入り口付近は薄く、奥側は暗くすることで、店舗に広さが感じられます。

天井の高さも、同じ様に壁紙の色で演出が可能です。床から天井にかけて色を徐々に薄くすることで、天井が高く見えます。

そのほかにも、店舗奥の壁面に鏡を設置したりライトで立体感をつくったりすることで、空間を広く感じさせる効果が得られます。

 
──カフェは食器類も見られている──

小さなカフェを訪れるお客様は、店舗の居心地の良さに惹かれてやってきます。居心地の良さを向上させるためには、内装だけでなくメニューも重要です。さらに、そのメニューを彩る食器類にも、関心を向けています。

店舗のイメージに沿わせながら、お客様にも喜んでもらえるようなおしゃれな食器を選びましょう。また食器は料理をよりおいしそうに見せる立役者です。こだわりを持って、選定をしたほうが良いでしょう。

小さなカフェの間取り

小さなカフェではどのような間取りを選べば良いのでしょうか。10坪・5坪の場合でそれぞれ見てみましょう。

 
──10坪(33㎡・18畳)程度のカフェの場合──

10坪程度のカフェの場合、設置できる客席は、最大で2人がけのテーブルが8セットほどと、カウンター席を5席ほどです。21人入れば満席となります。

小さなカフェで売り上げをつくると考えれば、充分な人数でしょう。

ただし、上記のレイアウトだと家具同士の間隔が狭くなってしまう点が難点です。窮屈な雰囲気を嫌い、客足が遠のいてしまう可能性もあります。

ゆったり過ごしてもらいリピーターを増やしたいのであれば、半分ほどの収容人数を心がけたほうが良いでしょう。

 
──5坪(16㎡・9畳)程度のカフェの場合──

5坪ほどの小さなカフェの場合、キッチンも含めると、客席の確保はほとんどできません。テーブル席を2席置けば、いっぱいになってしまいます。

回転数をあげるためにも、テイクアウトに特化したカフェにしたりメニューの数を少なくしてコンパクトなキッチンにしたり、といった工夫が必要です。
その上で商品の受け取り口を華やかにしたり看板のレイアウトにこだわったりして、おしゃれな雰囲気を演出しましょう。

小さなカフェだからこそ活きる内装レイアウトを

小さなカフェであっても、内装やレイアウトに工夫をすることで、居心地の良いお店になります。また、食器類もリピーターを獲得するための大切な要素です。
こだわりを随所にこらし、足を運びたくなるようなカフェを目指しましょう。

マチュリテでは、小さなカフェにもぴったりなおしゃれなインテリアを数多く取り揃えております。ぜひ、足をお運びいただき、お手にとってご覧ください。

ご来店を心からお待ちしております。