フォーカルポイントは狭い空間を広く見せたり、見せたくない部分を隠したりする役割を持っています。
店舗そのものの規模やデザインを変えなくても、フォーカルポイントを工夫することで
空間に対する認識への変化が可能です。
この記事では店舗におけるフォーカルポイントの設置場所や、フォーカルポイントに適したアイテムなどについて、ご紹介します。

店舗におけるフォーカルポイントとは

フォーカルポイントとは、意識せずに視線を向けてしまう場所を指します。
視線が一点に集中することで、空間の認識に変化がおきます。たとえば、高い位置にフォーカルポイントを設置すれば視線が上を向きます。視線が上を向けば、空間に高さがあるように感じられるでしょう。

低い位置におけば目線も下がります。目線が低くなるとリラックス感が強くなり、空間に対してくつろぎのイメージが芽生えます。
また、視線が自然と向いてしまう点を利用して、見せたくない部分と反対側に、フォーカルポイントを設置するのも良いアイデアです。
このようにフォーカルポイントは、おしゃれなイメージを作るだけでなく、見る人の空間に対する認識を変えられる存在です。

フォーカルポイントの設置位置

フォーカルポイントを飾る場所は、店舗なら入り口やフロア内などがおすすめです。

入り口に設置する場合は、入ってなるべくすぐの位置に設置しましょう。視界にとまりやすく、店舗を印象づけるのに適しています。

フロアにフォーカルポイントを置く場合は、どの位置からも見える場所が良いでしょう。
高い位置に設置すれば、フロアのどこにいても視線が届きやすくなります。

店舗でフォーカルポイントを設置する場合は、サイズ感に注意してください。
入り口に大きすぎるフォーカルポイントを置くと、威圧感が強くなります。
フロアに設置する際は、小さすぎるアイテムをフォーカルポイントにすると、遠くから見えにくくなります。
設置場所に適したサイズのアイテムを、フォーカルポイントとしましょう。

フォーカルポイントとして飾るもの

フォーカルポイントには、店舗へのファーストインプレッションを決める役割があります。
お店のイメージに沿ったアイテムで、空間を彩りましょう。

 
──季節のもの──

季節のアイテムははずれがなく、どのような店舗でも取り入れやすい存在です。
また、訪れたお客様の季節のイベントや雰囲気に対するわくわく感も増します。季節の料理・服などを販売している店舗では、良い効果を発揮するでしょう。

 
──ウォールアート──

ウォールアートは、フォーカルポイントの定番です。壁は面積が広いため、サイズが大きなフォーカルポイントを設置するのに適しています。
ダイナミックな絵を飾ったり、オブジェやグリーンを設置してみたりして、壁に彩りを加えましょう。

 
──大きな観葉植物──

観葉植物も、フォーカルポイントとして役立ちます。大きな観葉植物であれば、店舗内における自然の気配が濃くなり、リラックスムードも高まるでしょう。
鉢植えタイプや吊るすタイプの観葉植物は、目隠しとしても役立ちます。
空間のゆるい間仕切りとして、役割を併用させるのも良いアイデアです。

 
──キャンドルライト──

キャンドルライトの静かな光は、フォーカルポイントとして高い効果を発揮します。
ゆらゆらと揺れる自然な光は、見る人の視線を釘付けにするもの。他のものが目に入りにくくなることや、揺れる陰影が奥行きを作ることから、狭い空間におすすめです。
キャンドルライトのデザインにもこだわることで、より印象的な存在になります。

 
────

鏡には、空間に広さを錯覚させる効果があります。
大きな鏡をフォーカルポイントとすれば、店舗がより広々としたイメージになるでしょう。
普通の鏡ではフォーカルポイントとしては機能しにくいため、装飾や形に特徴がある鏡を使用するのがおすすめです。
壁掛けにしたり、床に立てかけたりして活用してみましょう。

フォーカルポイントで視線を操作しよう

フォーカルポイントをうまく活用できれば、店舗のイメージを変化させられます。お店にどのようなイメージを抱いてほしいのかを明確にしてから、アイテムを選びましょう。
また、他インテリアとのバランスを保つことも大切です。
マチュリテには、フォーカルポイントにぴったりのアイテムを数多くご用意しております。
ぜひお越しいただき、お店にマッチする品をお求めください。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。