ホテルライクなテーブルメイキングは、お客様に喜んでいただけるだけでなく、出された料理をより美味しそうに見せる効果も期待できます。

とは言っても、ただホテルの仕様を真似すれば良いとは限らず、空間の規模や雰囲気、食事のテーマに沿ってテーブルメイキングをすることが大切です。

そこで今回は、ホテルライクなテーブルメイキングを目指す方向けに、ぜひ押さえてほしい基本のポイントについてご紹介します。

ホテルライクなテーブルメイキングとは?

「ホテルライク」とは、その名の通りホテルのようなデザインや仕様のことを指します。

インテリアで使われることの多い言葉ですが、テーブルメイキングにおいても「ホテルライク」は重要な存在です。

まるでホテルのような食卓は、お客様をおもてなしする姿勢の表れでもあり、食事をより華やかに見せてくれます。

モデルルームはもちろんカフェや飲食店、さらにご自宅にゲストを招くときに覚えておくと便利な「ホテルライクなテーブルメイキングのコツ」について、ご紹介します。

ポイント1.コーディネートのテーマ

テーブルメイキングをするにあたって、コーディネートのテーマを決めましょう。テーマは季節やイベントに沿ったものを選ぶと、テーブルがより華やかな印象になり、気持ちも盛り上がります。

また、テーマはテーブルコーディネートのメインとなるアイテムや色を決めるのにも、欠かせません。

たとえば、春をイメージしたコーディネートを目指すのであれば、パステルカラーや植物を多めに取り入れたり。クリスマスやお正月であれば、赤や緑を基調にしたコーディネートにしたり。

テーマを先決することで、テーブルコーディネートがスムーズに進みます。

ポイント2.テーブルに視線を集める工夫

テーブルコーディネートをしても華やかさに欠けていれば、ぼやけた印象になってしまいます。

テーブルを見た瞬間に心に残るようなポイントを取り入れて、視線を集める工夫をしてみましょう。

テーブルに視線を集めるには、センターピースの存在が欠かせません。センターピースとは、テーブルの中央に飾るアイテムのこと。花やキャンドルである場合が多いですが、いずれにしても、パーティーや空間のテーマに沿ったデザインを選択することが大切です。

センターピースがシンプルな装いになってしまいそうな場合は、背を高くすると存在感が増し、視線が集まりやすくなります。

ポイント3.まわりの家具とリンクする配色

テーブルコーディネートも、インテリアと同じように、アクセントカラーを取り入れるのがおすすめです。テーブル全体の色味の中から少し外した色を加えることで、コーディネートにリズムが生まれます。

アクセントカラーは、周りの家具とリンクさせると失敗が少ないです。たとえば観葉植物のグリーンと同じ色でテーブルリネンを選択したり、クッションやカーテンといったファブリック製品と同じ色のカトラリーを取り入れたり。

インテリアと合わせた色を食卓にも加えればインテリアとテーブルに繋がりが生まれて、テーブルを離れたとしても「おもてなしの場」であることが実感できます。

ポイント4.テーブルコーディネート以外の雰囲気作り

ホテルライクのようなテーブルコーディネートを作るには、テーブル以外の部分にも目を向けてみましょう。

間接照明で雰囲気作りをしたり、グリーンの種類やオブジェもホテルライクなものを取り入れたりすることで、より一層華やかな印象が増します。

空間全体を含めてテーブルコーディネートができ、どこを見渡しても洗練されたイメージを作れたなら、訪れたお客様もきっと満足できることでしょう。

素敵なテーブルコーディネートでお客様をおもてなし

ホテルライクなテーブルコーディネートをすることで、料理に華やかさが増し、食卓の雰囲気も変わります。おもてなしの場を設けたい方は、ぜひ、テーブルコーディネートに力を入れてみてください。