冷たい風が頬を撫でる季節がやってきました。
外出時の着るものを厚くするのはもちろん、部屋にいてもほっとするような温かさをプラスしてみませんか。
ストーブやヒーターを入れるだけでなく、インテリアにもひと手間を加えて視覚的にも温かさを実感し、冬の訪れに備えましょう。
この記事では、空間に温かな雰囲気を取り入れる方法について、ご提案します。

空間に温もりを加える方法

空間に穏やかな温かさをプラスするには、暖房器具を取り入れたり温もりアイテムを身にまとったり、さまざまな方法があります。
しかし実際に部屋と自身の温度を上げる方法だけでなく、空間に温もりのイメージをプラスすることも、温かさを実感するためには大切な要素です。
空間に温かな印象を与えるアイテムについて、見てみましょう。

──自然素材で優しい印象をプラス──

自然素材は温もりを演出するのにぴったりの存在です。空間にわずかでもあるだけで、優しい雰囲気が増します。
椅子やテーブルなどの家具に自然素材を取り入れれば、インテリアにも溶け込みやすくなるでしょう。
もっと手軽に自然素材を加えるのであれば、オブジェとして取り入れることをおすすめします。

インテリアの雰囲気に合わせた自然素材のオブジェを選択することで、空間に馴染ませながら簡単に温もりを加えられます。

──手作り風アイテムで温もり効果──

手作り感のあるアイテムにも、温もりを演出する効果があります。それは実際に手作りをしていないアイテムであても、同様です。
手作りを連想させるいびつさや、手編みをイメージさせるデザインなどを取り入れることで、空間に優しさがプラスされるでしょう。

スタイリッシュな空間に手作り風アイテムがあることで、その場にいる人に親しみやすさや落ち着きを与える効果も期待できます。

──やわらかな香りで心まで温かく──

香りで温かな雰囲気を印象付けるのも良いアイデアです。少し甘い香りのルームフレグランスなら、空間を穏やかな雰囲気で包んでくれます。

甘い匂いを好まない方の場合、森や花といった自然の香りがするルームフレグランスを選択するのがおすすめです。自然を連想させる香りには、温もりを演出する効果が期待できます。

──視覚的に温かさを加える──

暖色系のアイテムも、空間の温かな印象作りに貢献します。オレンジやピンク、黄色といった華やかな色を取り入れてみましょう。
ただし全体的に取り入れてしまうと、やや明るすぎる印象になってしまいます。暖色系は花やオブジェなどを用いて、ポイントで取り入れることが大切です。

暖色系アイテムと同様に視覚的に温かさを連想させるのであれば、キャンドルも有効です。
小さな炎が部屋の温度を急激に上げてくれるわけではありません。しかし、ゆらゆらと揺れるあかりや優しいオレンジの光には、見る人を癒す温もりがあります。

──もこもこ素材は秋・冬の定番く──

触れれば温かさを得られるもこもこ素材のアイテムは、温もり演出に欠かせません。
秋冬の温かさ演出でもこもことした素材を採用する場合は、ラグやクッションカバーなどファブリック製品で取り入れるケースが多いです。
しかし、もこもこ素材をオブジェとして独立させるのも、良いアイデアと言えます。触れたときの温もりを連想させるオブジェは、素材の温かなイメージを活かしつつ空間の穏やかな雰囲気を際立たせてくれるでしょう。
オブジェとして取り入れる場合は、ゆるい編みぐるみなど肩の力が抜けたアイテムを選択するのがおすすめです。眺めるたびに疲れた心がほころぶのを感じられます。

外に出れば、木枯らしに肩をすぼめる季節です。寒さに打たれた体を家の中では癒せるよう、温もりを実感させるアイテムをインテリアに加えてみてください。
寒い季節だからこそ、温かな印象のアイテムがより魅力的に光ります。