和モダンインテリアは、高級感と落ち着いた印象が魅力のテイストです。住まいはもちろん、ホテルやレストランなどのおもてなしの空間にも、相性が良いインテリアといえます。

この記事では、そんな和モダンインテリアのつくり方のポイントや、おすすめの素材、狭い空間に取り入れる場合の注意点などについて解説しています。

和モダンインテリアとは?

和モダンインテリアとは、日本らしく落ち着いた「和」と都会的でスタイリッシュな印象の「モダン」テイストを組み合わせたインテリアのことを指します。

両テイストが1つになることで、和の穏やかな印象がキリリと引き締まり、一方でモダンの隙がないテイストに柔らかさが生まれます。

ほど良く凛とした表情が魅力の和モダンは、住宅や店舗、ホテルなどさまざまな場所で取り入れやすい、人気のインテリアテイストです。

 

和モダンをコーディネートするポイント

和モダンの空間をつくるには、和モダンテイストを構築するポイントを押さえることが大切です。

美しい和モダン空間をつくるのに欠かせない点について、見ていきましょう。

 
──和と洋のバランスを整える──

和モダンでは、和と洋の比率が大切です。

理想のバランスは和7:洋3です。和の印象を強めに、モダンテイストの雰囲気は控えめにすることで、ほどよく落ち着ける都会的な空間が完成します。

 
──「自然色」で空間をつくる──


和モダンで使用するカラーは、自然界で見かける色を活用するのがおすすめです。「アースカラー」と呼ばれる色を思い浮かべると、わかりやすいかもしれません。

ベースとサブカラーはアースカラーを活用して、アクセントとなるポイントのカラーは和を連想させる上品で濃い色を選ぶと良いでしょう。

モダンテイストで活用される黒や濃いブラウンを用いても良いですが、和モダンのメインカラーとしては使用しないほうが無難です。

ダークカラーは重厚感を印象づけ、和モダンのほどよく落ち着ける雰囲気を損なわせてしまいます。

 
──家具は低めのタイプを用いる──

リラックスムードと高級感を重視する和モダンインテリアのコーディネートでは、開放感が欠かせません。

開放感を得るにはさまざまな方法があります。その中でもっとも手軽に実現できるのが、「家具は背が低いタイプを用いる」というものです。

背が低い家具は、視界の見通しがよくなり、空間に開放感を与えます。

背が高いチェストや食器棚などはなるべく避け、腰より下の高さの家具を積極的に選ぶと良いでしょう。

 
──直線と曲線を取り入れる──

和モダン空間では、直線と曲線を混在させることも大切です。

たとえば、四角のローテーブルを用いるなら、座椅子は円形のデザインに。丸い壁掛け鏡を取り入れて、その下には四角いタンス・チェストといったふうに、直線と曲線を組み合わせてみてください。

直線・曲線が入り混ざることで、空間に伸びやかさとリズムが生まれ、和モダンにありがちな単調な印象を薄れさせる効果が期待できます。

 
──チープなイメージの家具・小物は避ける──

和モダンテイストの空間ではチープな印象の家具や小物を嫌います。

英語のステンシル文字が入った木箱や縫製が雑なファブリックなど、チープなイメージがあるアイテムは、和モダンの空間には馴染みにくい存在です。

高価なアイテムのみで構成する必要はありませんが、シンプルでホテルライクなデザインをベースとした品を選び、高級感ある和モダン空間をつくりましょう。

 

和モダンインテリアにおすすめの素材

和モダンインテリアでどのような素材の家具やアイテムを設置しようか、迷ってしまう方も多いかと思います。

和モダンインテリアの「和」の部分には、下記の素材を使用したアイテムを取り入れるのがおすすめです。

・木
・ラタン
・ヒヤシンス
・綿や麻のファブリック

和モダンテイストの「和」は、癒しや落ち着きを与える部分です。自然素材のアイテムを多く取り入れて、リラックスムードを演出しましょう。

一方で「モダン」の部分には、下記の素材のアイテムを用いると良いでしょう。

・ガラス
・アイアン
・大理石

モダン部分では、スタイリッシュで高級感ある雰囲気をつくることが大切です。上記の冷たく凛とした表情を持つ素材を用いることで、和モダンテイストに洗練されたリッチな印象を加えられます。

 

6畳・1人暮らしなどの狭い空間を和モダンにする際の注意点

和モダンテイストで大切なのは、開放感や余白を残して余裕を演出することです。

そのため、狭い空間では和モダンテイストを構築しにくいと考える方も多いかと思います。しかし和モダンは、狭い空間でもつくれます。

和モダンテイストを狭い空間でつくる際、意識したい点は「インテリアを置きすぎないこと」です。物が多い空間は圧迫感を生み、和モダンで重視される開放感や余裕を消失させてしまいます。

「厳選した家具を少しだけ」を意識して、レイアウトを考えてみてください。

また、使用する色も少なくしたほうが無難です。優しく淡いメインカラーの割合を多くして、サブカラー・アクセントカラーはわずかに配置する程度を意識してみましょう。

色を少なくすることで、空間をより広く見せる効果を期待できます。

 

おしゃれな和モダン空間で心地よい時間を過ごそう

和モダン空間はおしゃれで心地よく、洗練された印象を残しながらリラックスできる優しさがあります。

和・洋のどちらにも対応できるテイストのため、一般住宅はもちろん、店舗やレストランなどでも扱う製品・商品のジャンルを問わず、取り入れやすいといえます。

maturiteでは和モダンテイストにぴったりのアイテムを多く取り揃えております。和モダン空間づくりを検討している方は、ぜひ店舗に足をお運びください。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。