インテリアカラーとして人気のグレージュは、住宅はもちろんお客さまをおもてなしする店舗やレストランなどでも、用いられる機会が多いカラーです。

組み合わせられる色の幅も広く、ラグジュアリーな場や子ども向けの空間など、テイストを選ばない点もグレージュの魅力といえます。

そこで今回は、そんなグレージュカラーを使ったインテリアの作り方や相性の良い差し色などについてご紹介します。

グレージュインテリアとは?

グレージュとは、グレーとベージュが組み合わさってできた言葉です。グレー寄りの淡いベージュをグレージュと呼びます。ヘアメイクやファッションで用いられることも多く、インテリアでも定番化されたカラーといえます。

グレージュはナチュラルインテリアや韓国風インテリアなど、女性に人気のテイストで取り入れられることが多かった色です。しかし近年では、モダンインテリアやインダストリアルなど、男性に人気の高いインテリアテイストでも取り入れられることが増えてきました。

 
──グレージュインテリアの魅力──

グレージュインテリアは、主張が激しくなく落ち着いたテイストのカラーです。上品で大人っぽい印象を持ちながら、どのようなインテリアや素材にも合わせやすい点が魅力といえます。

また、優しい印象も持ち合わせているため、リラックス効果も期待できる色です。寝室やリビングはもちろん、汚れが目立ちにくい色である点も活かしてお手洗いや洗面所に採用し、リラックス効果と清潔感の両方を演出する手法もおすすめします。

グレージュインテリアに合う差し色

グレージュインテリアは、組み合わせる色を選ばない万能カラーです。どのような色と組み合わせても違和感は生じません。

明るいパステルカラーはもちろん、主張が強く扱いが難しいビビッドカラーとも馴染みます。

ただし、同じベージュやホワイト系の淡い色と組み合わせると、それぞれの色が被り、ぼんやりした印象になる可能性があります。グレージュインテリアの中で差し色を際立たせるためには、同系色の差し色は避けたほうが良いでしょう。

 
──引き締め効果をプラスするならビタミンカラー──

グレージュインテリアの柔らかな印象を引き締めたい場合は、ビタミンカラーを加えることをおすすめします。黄色や緑など、元気が出る色と組み合わせてみましょう。

 
──リラックス効果を加えるなら寒色系を──

グレージュインテリアにリラックス効果を加えたい場合は、ブルーやグリーンなど、寒色系の色をプラスするのがおすすめです。グレージュが土や木の色を連想させるため、葉や空、水といった同じく自然界の色が加わることで、リラックステイストが強くなります。

 
──穏やかやかわいさをプラスするなら赤系を──

グレージュインテリアに穏やかさやかわいらしさを加えるのであれば、赤系が相性が良い色です。ピンクや朱色などを差し色に選択してみましょう。

 
──ゴージャスなイメージならゴールド・シルバーを──

グレージュは上品で大人っぽいイメージを持った色です。単体でもゴージャスな印象を与える効果が期待できますが、よりラグジュアリーな雰囲気を加えたいのであればゴールドやシルバーと組み合わせてみましょう。

 
──色をグレージュに馴染ませるなら──

さまざまな色との組み合わせが楽しめるグレージュですが、配色バランスによっては馴染みにくいこともあるかと思います。差し色が浮いてしまうときは、グレーがかったカラーを選ぶと失敗が少なくなります。

グレーがかった色はカラフルな色でも落ち着いた印象になるため、グレージュとの相性がとても良い点が特徴です。色選びに迷った際は、ぜひ試してみてください。

グレージュをどこで取り入れる?

グレージュインテリアを取り入れる場所に、正解はありません。お好みの場所にどのように配色しても、失敗が少ない色です。

しかし人によっては、グレージュインテリアの取り入れ方に迷ってしまう方もいるかと思います。グレージュを加える場所が決まらないときは、壁紙・床・家具やオブジェなどを選ぶと良いでしょう。

 
──壁紙に──

「グレージュインテリア」と聞くと、壁紙がグレージュの空間を思い浮かべる方も多いかと思います。グレージュを四方向すべての壁に取り入れて、シックな空間づくりをしてみてはいかがでしょうか。

壁によってグレージュに濃淡をつけることで、奥行きを演出する効果も期待できます。白のモールディングと組み合わせて、上品な外国風の空間づくりをするのもおすすめです。

 
──床に──

床板やタイルをグレージュにする場合は、壁の色は白を選択すると良いでしょう。壁と床すべてをグレージュにしてしまうと、やや重たくぼんやりとしたイメージになってしまいます。

また、インテリアにおける色の配色はメインカラーを7割・サブカラーを2.5割、アクセントカラーを0.5割で構成するのが黄金比とされています。床をグレージュ(サブカラー)、壁や天井には組み合わせる色を選ばない白(メインカラー)を加えることで、アクセントカラーの選択肢が広がります。

 
──家具やオブジェに──

グレージュインテリアを家具やオブジェなどのアイテムとして取り入れるのも、良い方法です。グレージュのアイテムは高級感を演出します。和・洋どちらの空間にも合わせやすい色であるため、配置する場所やインテリアテイストを選ばない点も、グレージュアイテムの魅力といえます。

グレージュインテリアを取り入れる際の注意点

グレージュインテリアを取り入れる際は、いくつか注意点があります。グレージュインテリアの構成で失敗しないように、次の点に注意しましょう。

 
──グレージュだけで構成しない──

グレージュは魅力的なカラーですが、主張が激しくない色です。そのためグレージュ単体で構成をすると、ぼやけた印象になります。差し色を加えたり色の範囲を限定したりして、グレージュを引き立たせる工夫をしましょう。

 
──テイストに合わせたグレージュを選択しよう──

グレージュとひとことで言っても、薄いグレージュや濃いグレージュ、茶色がかった色やピンクがかったテイストなど、グレージュにもさまざまな色があります。

目指すテイストに合わせて、グレージュカラーを選択しましょう。

人気のグレージュインテリアを空間に取り入れよう

グレージュカラーはインテリアにおける人気色です。そのため、アイテムの選択肢も豊富にあります。

高級感や上品な雰囲気を手軽に演出できるカラーのため、住まいはもちろん、おもてなしの場にもおすすめの色です。

マチュリテでも、グレージュのオブジェは高い人気を誇ります。グレージュカラーの高級感あるオブジェも品揃えを充実させているため、グレージュのアイテムをお求めの方は、ぜひお越しください。

スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。